LECTURE

柔道メダリスト 山口 香氏 特別講演会

2015/03/14

3月14日(土)、ソウル五輪女子柔道の胴メダリストで現在は筑波大学大学院准教授として教鞭をとられる傍ら、日本オリンピック委員会(JOC)理事としてスポーツ全般の普及発展にも努めておられる山口 香氏にご来校いただき、特別講演会を開催しました。

中学校生徒全員を対象に「夢を叶えるために」と題された講演は、まずは「スポーツの魅力」から。たとえば、逆上がりができた時の喜びが後に人をスポーツへと導く欲求となるからだと、中学生にもわかりやすいかみ砕いたお話から始まりました。

続く「柔道の魅力とは?」では、柔道以外のスポーツをアイスクリームに、柔道をスルメに例えられ、客席の生徒とコミュニケーションを図りながら講演を進行。今すぐに楽しくなるわけではないが、柔道には毎日の積み重ねの上に頑張った後のご褒美としての大きな感動があること、そして柔道のみならず、スポーツや勉強など感動のタネはどこにでも落ちていてそれを拾うかどうかが大事なこと等を語られました。

お話は佳境に入り、「夢を叶えるために」では、一定レベルの基礎力を身に付けるために自分の欠点と向き合うこと、徹底した準備が必要で強い選手ほど細心の準備を行い、試合では大胆になること、さらに自分の行動を判断・実行・評価するためのリカバー力が必要で答えは自分自身で見つけること等が大事だと話されました。

アスリートらしくハキハキとした口調とテンポのよい進行で、会場全体をグイグイと引き込んでいかれた山口氏。

最後には「柔道から学んだこと」として、世の中には不必要なもののないことやつねにオープンマインドでチャレンジすること、失敗を恐れないこと、負けて学ぶことが多いこと等を話され、グローバル社会で活躍できる人間に求められるものや2020年東京五輪の意義までにも言及。「夢が叶うとはかぎらない。しかし、夢を持つこと、追いかけることが大事」と本校の中学生たちに熱いメッセージを贈られて、あっという間の90分間の講演を終えられました。

わかりやすさの中にシビアさも交えられたお話は、その根底に子供たちへのあたたかな眼差しと期待感がひしひしと感じられ、会場に居合わせた人の誰もに爽やかながらも強い印象を残した講演となりました。

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