PRESIDENT

新年のご挨拶

2023/01/01

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は本学園の教育活動にひとかたならぬご理解とご支援を賜りました。厚く御礼申し上げます。

 令和4年は2月のロシアによるウクライナ侵攻にはじまり、安倍元首相の狙撃暗殺、英国トラス首相の経済政策をめぐる求心力低下による45日での首相辞任、米国高金利政策にともなう急激な円安の進行、オミクロン変異株による新型コロナ感染症の第八波発生流行などまさにVUCAな時代といえる一年であったように感じられます。

 一方で3年目を迎えたコロナ感染症に関してはワクチン接種の進展により行政からの行動制限が発出されることもなく普段の生活ではウイズコロナが定着してきたように思います。海外旅行者の入国制限も9月から緩和されインバウンド需要が増えるなど明るい様相も見え始めてきました。三田学園においても体育大会、文化祭、110周年記念式典などの学内行事において保護者や卒業生の方々を迎え盛会裏に開催できましたことは大きな喜びでありました。

 さて、昨年4月からは『Creation of Future Values(未来の価値観創造)』を学校スローガンとして掲げグローバルリーダーの育成を目指す中期事業計画Action Plan 2030(AP2030)をスタートしました。教育面では国際人に必要とされる資質をオールイングリッシュの授業で磨くGCP (Global Competence Program)、試行錯誤のなかから創造性を育むSTREAM教育(Science, Technology, Robotics, Engineering, Arts, and Mathematics)、そして総合学習の3本の柱からなる探究SGメソッドを始動しました。また、豪州西オーストラリア州バッセルトンにあるGeorgiana Molloy Anglican School(GMAS)と姉妹校協定を締結し、生徒間の交流が始まり、本年8月には本校生徒が渡豪し交流を深める予定です。AP2030ではこれら以外にも教育改善、教育環境整備、教職員の働き方改革などの事業を一層強力に推進して参ります。校祖小寺謙吉先生が本学開学にあたり目指された『同種學校中の模範學校たらしめんとの考えをもって居る(實業之日本、明治四十二年七月十五日発行)』との目標に向かって一歩でも近づけるよう三田学園の運営に注力してまいります。

 令和元年より進めております第Ⅱ期募金事業「教育振興基金」につきましては多くの方々よりご賛同をいただき、生徒たちのより良い教育環境と機会提供の使途に活用させていただいております。この場をかりまして御礼申し上げるとともに、引き続いてのお力添えを賜わりますようお願い申し上げる次第です。

 最後になりましたが、皆様のこの一年のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げております。

 

令和5年1月元旦

学校法人 三田学園

理事長  丸泉琢也