LGBTQ+特設コーナーを設置しました。

2021.11.15 学園通信

近年「LGBT」という言葉をよく聞くようになりました。

Lesbian、Gay、Bisexual、Transgender(同性愛者、両性愛者、心と体の性が一致していない人)の各英単語から頭文字を集めてつくられた言葉ですが、性的マイノリティ全般を指す言葉として世界的に定着した感さえあります。

ところが、「人の性はグラデーション」と言われるように、「性」には実に多くの種類が存在し、人気SNSのFacebookでは英語設定にすると50種近い性別が表示されるとも聞きます。

そこで、最近は「Q+」(QuestioningまたはQueer=性別が?な人または個性的な人、+は複数「s」と同様の意味合い)を加えた「LGBTQ+」との表記で、千差万別な性的マイノリティを包括的に表現する場合が増えました。

日本の大手広告代理店が行った調査では、日本におけるLGBTQ+の割合は8.6%、「左利きの人」と同程度の割合だともいわれていて、今日LGBTQ+に該当する人は学校や職場でもとても身近な存在になりつつあると言って差し支えないかもしれません。

そんな「LGBTQ+」への理解を深め、当事者が安心して生活できることを目的とした人権教育は、本校でもかねてから進めてきました。

この度、図書情報棟に設けました特設コーナーは、そんな本校人権教育の一貫。関連図書の充実している兵庫県立図書館さまからもサポートを得て、現在約90冊を展示および貸し出ししています。

多くの生徒に関心をもってもらい、同コーナーを利用してもらえるよう願ってやみません。

 

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