10月2日(金)、第6回「プロに学ぶキャリア講座」を実施しました。今回のテーマは「面白い!から始まる起業家の挑戦~失敗から学んだ未来のつくり方~」。講師には、株式会社ログラス執行役員CPOの斉藤知明氏をお迎えしました。

東京大学在学中から英語アプリ「mikan」などのAI開発に携わり、その後起業家としてさまざまなサービスを生み出してきた斉藤氏。現在は新規事業責任者として、億単位の売上を生み出す仕事にも携わっています。講演では、学生時代に手掛けた体重計アプリや弁当アプリなども紹介しながら、「ゼロから何かをつくること」の面白さを熱く語ってくださいました。

何より印象的だったのは、斉藤氏が語る「挑戦」と「失敗」の数々。次から次へと披露されるユニークなエピソードを、時に面白おかしく語る斉藤氏の話に、生徒たちはいつの間にか引き込まれ、前のめりになって耳を傾けていました。笑ったり、うなずいたりしながら、「挑戦することを楽しむ姿勢」を感じ取っている様子が印象的でした。
斉藤氏の信条は、「好きから始めて、まずは上位20%まではやってみる」というもの。興味を持ったことを実際に始め、ある程度まで突き詰める。また、「やってみる」ためのハードルは、実はそれほど高くないというメッセージも。「おもろいと思う」→「とりあえず言ってみる」→「言ったあとに逃げてもいい」と、ユーモアを交えながら、まず一歩踏み出すことの大切さを伝えてくださいました。たとえ途中でやめたり、失敗したりしても、挑戦したこと自体を周りは買ってくれる。そこで得た経験は決して無駄にはならない。「いろんな経験が人をつくる」という言葉に、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。
さらに今回は、AI技術の進化によって「作る」ことへのハードルが大きく下がっていることを、実演を通して体感する場面もありました。斉藤氏はその場でアプリを使い、実際に英単語アプリを作成。これまでなら専門的な知識や技術が必要だったものが、AIの力を借りることで、その場で形になっていきます。「面白い、やってみよう」と思ったアイデアが、すぐに「つくってみる」につながる。AIによって、挑戦するための環境そのものが変わりつつあることを、生徒たちは目の前で実感しました。

「失敗も挑戦も、全部面白い」。
そんな斉藤氏の言葉と生き方が詰まった、まさに「斉藤ワールド」満開の講演となりました。大人になった今も挑戦を続け、ゼロから新しいものを生み出している斉藤氏だからこそ語れる、リアルな経験の数々。
その姿から、生徒たちは「面白い」と感じたことを大切にし、まずはやってみることの大切さを学んだのではないでしょうか。
進路情報部では、これからもさまざまな分野で活躍する方々との出会いを通して、生徒たちが自分の興味や可能性に気づき、未来の進路を考えるきっかけをつくっていきます。
今回の講演をきっかけに、「面白い!」という気持ちを出発点に、失敗を恐れず、まずは一歩踏み出してくれることを願っています。