三田市立図書館展示棚2022年3月~5月の展示「図書委員のおすすめ本」

2022.03.29 図書館だより

寒さの厳しかった日々が過ぎ去り、ここ三田市にも待望の春が訪れました。

陽射しの暖かな日には採光の良い場所で読書でも…そんな気持ちになり、地元の図書館へ足を運ばれる方もきっと多いことでしょう。

去る3月14日(月)、学年末試験の終わったタイミングで本校図書委員たちが三田市立図書館に集合。恒例の展示棚入れ替え作業を行いました。

今回の入れ替えで高2委員たちは引退ということもあり、テーマは「図書委員のおすすめ本」。細かな条件や制約を廃し、委員各人の基準で選んだノンカテゴリーのお薦め図書が多数ラインナップされました。

春、卒業シーズンということもあり、開放的な空気が満ちるなかでの選りすぐりの一冊たち。

ぜひ三田市立図書館で手にとり、のどかな陽光の下、活字の愉しみをご満喫ください。

そして、最後に。高2図書委員の皆さん、長い間お疲れさまでした。

【テーマ主旨】

今回のテーマは、「図書委員のおすすめ本」です。今回のポップ展示で委員会活動が最後になる高校2年生を中心に最後にふさわしいテーマになったと思います。そして、このテーマは今までやったことがなく、ジャンルも様々ですが、今年度最後の棚をぜひ見に行ってみてください。

 

▇三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」

テーマ:図書委員のおすすめ本

陳列図書貸出期間:2022年3月14日(月)~5月下旬予定

 

今回の棚の入れ替えで現高2図書委員は引退。記念図書館での最後のPOP作成に集まった高2委員の彼女たちも、その一枚一枚に思いを込めながら作りました。

年明けからの外壁等改修工事が完了し、新装なった三田市立図書館。春の陽射しに映える緑青色の大屋根がさらに印象的になりました(撮影当日は曇り空でした)。

春らしいモチーフや色づかいが基調のPOP。ビジュアルに図書委員共通のイメージを描きにくかったテーマだけに、春のイメージはグッドアイデアですね。

「壁紙はこっちの色のほうがいいかな?」。手渡された装飾パーツをパッパッと感覚的に配置していく委員たち…最後の棚づくりもテキパキと進んでいきました。

今回のお薦め図書はカテゴリーも作家もバラバラ。委員各人の感性や知的興味に基づく本を読むことには、まるで幕の内お弁当を開くような楽しさがあります。

完成した高2委員たち最後の飾り棚。棚をつくる喜び、本を手にとっていただくうれしさ、仲間とやり遂げる達成感…棚にはたくさんの思い出が詰まっています。

そして、高2委員最後の記念撮影。写真の委員たちはみんな中学生からの活動歴ですが、社会と繋がるなかでの活動には他にないやり甲斐を感じてきました。

すべての予定終了後には、図書館担当者の方から労いの言葉が。コロナ禍から一筋縄ではいかなかった日々にはちょっとしんみり、そして図書館の皆さん、お世話になりました。