9月5日(土)午後、高校2年生の保護者の皆様を対象に、進路講演会を実施しました。今回のテーマは「高2から始まる大学受験~高3で差がつく学習と進路選択~」。
大学受験を控える高校2年生とその保護者の皆様に、これからの受験に向けて知っておいていただきたい情報を、具体的なデータや事例を交えながら紹介しました。

講演では、まず受験校決定までのロードマップを示し、逆算思考で、これから大学受験に向けてどのような流れで準備を進めていくのかを確認しました。受験までの道のりを客観的に見通すことで、今の時期に何をすべきなのかを考えるきっかけとしていただきました。
続いて、受験を乗り切るための「やる気のコントロール」について説明しました。受験勉強を継続するためには、ただ「頑張る」のではなく、自分の学力を客観的に把握し、今の自分にとって少しだけ挑戦的な問題に取り組むことが大切です。また、完璧を追い求めすぎず、無理なく学習を継続できる習慣を高校2年生の今から身につけることが、高3での伸びにつながります。
また、大学入試を具体的にイメージしてもらうため、さまざまな入試データを紹介しました。私立大学の入試日程や志願状況、合格得点率、国公立大学の入試日程、大学入学共通テストと2次試験の配点比率など、実際の入試を見据えた情報を分かりやすく解説しました。さらに、阪大・神大合格者の共通テスト得点率の分布や、同志社大学を例にした科目別の得点の取り方も取り上げ、合格に向けて各科目でどのように得点を積み上げていく必要があるのかを具体的に考えました。
入試方式については、一般選抜だけでなく、推薦入試を含めたさまざまな選択肢について説明しました。特に神戸大学の学校推薦型選抜を例に、推薦入試は決して「一般入試より簡単に合格できる入試」ではなく、学力に加えて、これまでの活動実績や志望理由など、一般選抜とは異なる準備や力が求められることを紹介しました。入試方式ごとの特徴を正しく理解し、自分の強みや適性を踏まえて進路を選択することの大切さをお伝えしました。
最後には、これから受験する模試の活用方法についても説明しました。模試は、本番の入試をイメージして全力で取り組むことが大切です。そして、結果や判定だけを見るのではなく、現在の自分の得点力を把握し、「できること」と「できないこと」を明確にするための材料として活用することが重要です。間違えた問題についても、なぜ間違えたのか、次に同じ問題が出たときには解けるのかまで振り返ることが、実力アップにつながります。その具体的な方法として、間違えた問題や原因、今後の課題などを記録する「模試ノート」の作成も提案してくださいました。

大学受験は、高3になってから始めるものではありません。高2の今、自分の現状を知り、大学入試を知り、これからの学習や進路について考えることが、高3での大きな差につながります。
保護者の皆様にとって、これからの進路や学習について考えるきっかけとなれば幸いです。これから本格化する大学受験に向けて、一日一日の学習を大切にしながら、それぞれの目標に向かって進んでいきましょう。