1月30日(日)、7回目となる三田市高校生議会が開会されました。
一昨年から続くコロナ禍により、今年度の議会もオンラインでの実施。ただし、議長を務める高校は議場入りが許可されたため、今年度の議長を任せていただいた本校も2名(いずれも高2男子、議長は1名)が三田市役所本庁舎6階にある市議会議場へ赴きました。
当日の参加校は市内各高校および支援学校の計7校、質問に立った高校生議員は14名。三田市および三田市議会からは森市長をはじめ10名が答弁席に着席し、議員による質問と市•議会からの答弁が行われました。
▇参加校と提案事項
・三田市立ひまわり特別支援学校 「将来の夢の実現について」
・兵庫県立有馬高等学校 「元気な高齢者でいるための取り組み」「若者の活躍できる町づくり」
・兵庫県立北摂三田高等学校 「三田駅周辺の飲食店の活性化」「三田市の発展」
・兵庫県立三田西陵高等学校 「地域格差をなくすための取り組み」「通勤・通学時のストレス解消」
・兵庫県立三田祥雲館高等学校 「パートナーシップ宣誓制度」「青少年のネットトラブル」「平和教育の新たなカタチ」
・三田学園高等学校 「若者が暮らしたいと思える街づくり」
・クラーク記念国際高等学校 三田キャンパス 「動物との共存」
・【特別枠】三田学園高等学校&クラーク記念国際高等学校 三田キャンパス 「若者の政治参加」
※三田松聖高等学校は欠席。
議題に並ぶキーワードには「高齢者」「地域格差」「パートナーシップ」等、極めて現代的なテーマがそこここに。ディスプレイ越しに、あるいは質問席に座り提案を投げかける現役高校生たちからは、社会的課題として市政レベルでの解決を望む視野の広さと掘り下げ方の深さ、そして地元・三田市への本気の眼差しが感じられました。
なかでも、特に目をひいたのが「若者」を取り挙げた内容の多かったこと。「若者の活躍できる町づくり」(有馬高校)、「青少年のネットトラブル」(三田祥雲館高校)に加え、本校からも「若者が暮らしたいと思える街づくり」(鈴木凜太朗さん、高2)、「若者の政治参加」(濱田颯太さん、高2/松田颯汰さん=クラーク記念国際高校三田キャンパス・高1と共同質問)と、同世代の問題意識や意見を代弁するかたちでの質問が相次ぎました。
対する市や市議会からの答弁は、質問の意図がよく汲み取られた丁寧なもの。市議会議長の講評等では、「大変参考になります」と高校生議員たちの熱意を真正面から受け取っていただきました。
なお、議会の後半では本校の鈴木さんが議長を拝命。厳粛な振る舞いで見事に大役を務め上げました。
3時間に及ぶ議会を終えた、高校生議員の皆さん。政治がティーンエイジャーにとってもどんどん身近になっていくだろうこれからの時代に、この日の経験は将来的にもきっと大きく役立つことと思います。
お疲れさまでした。
そして、最後になりましたが三田市と三田市議会の方々、貴重な機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
2022年1月31日 神戸新聞三田版
「高校生議会」開会 三田市内7校14人が市長らに質問 空き家のオフィス化、投票所の設置場所提案など
当日の様子を以下でご覧いただけます。詳しくは三田市公式ホームページをご覧ください。
三田市公式YouTubeチャンネル 配信日時:2月10日(木) 9:00〜
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