緊急事態宣言が出されたため、現場での作業は1回(5月〜7月)飛ばしとなった三田市立図書館展示棚の入れ替え。
盛夏を迎えていた去る7月21日(水)、蝉の大合唱が聞こえるなか、本校図書委員たちが同図書館を訪問しました。
気が付けば、作業を行った日は終業式の日でもあり、本校の今年度1学期も足早に駆け過ぎていったのですが、図書委員たちは元気いっぱい。
テーマも「山VS海」という季節にピッタリ、図書館利用者のどなたにも楽しんでいただける内容になりました。
テーマ展示期間はすでに半分が過ぎようとしていますが、今年海にも山にも行けなかった…という方々にこそ、この記事を読んでぜひ三田市立図書館へ足を運んでいただけたならと思います。
【テーマ主旨】
今回のPOPのテーマは、「山VS海」です。理由として昔から山派と海派の究極のテーマがあるのをきっかけに考えました。今までのPOPで対立させたこともないこともあり、見ていても楽しいと思えるような棚にしたいと考えました。
▇三田市立図書館本館展示棚「青春読書記 ~三田学園図書委員会より愛をこめて~」
テーマ:山VS海
陳列図書貸出期間:2021年7月21日(水)〜9月中旬予定
真夏の三田市立図書館エントランス。「干上がっちゃうよ」とばかりに日陰に逃げ込むカタツムリのオブジェは、増田正和氏作「出会いの座」です。
今回は高2女子委員3人だけでのコンパクトな作業。初参加の委員もいましたが、同級生の委員から実地研修を受けて作業はテキパキ進んでいきました。
作業でも案外頭を悩ませるのが、背景画像。今回のテーマ「山VS海」のイメージメイキングに、3人でああでもない、こうでもないの検討が続きます。
POPが完成し、背景画像が決まれば、いよいよ棚のレイアウト。推薦図書が主役、POPと背景画像は脇役…が本来なのですが、そのバランスが難しいのです。
「海のイメージはOK!」「これ、山ってわかるかなあ?」。初めての対比型テーマだから、主旨をよりよく伝えるための試行錯誤に余念がありません。
POPと背景画像の配置が済めば、肝心の本を陳列。装丁とのバランスを見ながら、この本はあっちへ、あの本はこっちへと、悩ましいパズルの時間です。
作業開始から約1時間、今回の展示棚が「一旦」完成。後日、推薦図書とPOPを追加展示したからですが、現在(8月)は棚の完成形をご覧いただけます。
3人で恒例の記念撮影。たった1段の棚も完成には本の選定からたくさんの図書委員が関わってくれたこと、彼女たちは実感していることでしょう。