【特集】ケニア国際ボランティア 参加者インタビュー3

2019.10.23 学園通信

(ケニア国際ボランティア 参加者インタビュー2から続く)

 

多感な高校生時代に海外へ行き、自分の殻を破った

なるほど。実際に現地へ行ってみないとわからないことですね。ところで、現地での生活はどんなでしたか?

岡本 まず、お湯が出ません。食べ物は日本人の口に合います。豆料理がOKならば、ですが(笑)。現地の人は鶏を飼っていて、それを絞めて食べます。ところが、日本では食肉加工の過程が見えないから、普段私たちには命をいただくという感覚がありません。そこで、現地の人が鶏を絞める現場を見学させてもらいました。ケニアでは生きていくうえで当たり前のことが、日本ではわざわざ見学しないと見ることができない。命のありがたみを痛感しました。水が普通に使えることや停電しないといったことまで、それらが当たり前の国、日本はなんて住みやすい国なんだとあらためて感じました。

困ったことはありましたか?

岡本 コミュニケーションがすべて英語だったので、大変でした。同じホームステイ先だった米国人の男の子がいたのですが、最初の2・3日は彼らの英語が聞き取れなくて苦労しました。彼らはアメリカンジョークを言うのですが、きわどい内容だったようで余計に意味がわからない(笑)。ルームメイトが「ジョークならジョークだと言ってほしい」と伝えたら、「あ、そう?わからなかったらゴメンな」みたいな感じで、コミュニケーションの難しさを感じました。お互いのことをよく知らない同世代同士だと、ひとつ間違えばケンカにもなってしまいます。三田学園から行った海外語学研修のホストマザーなら、日本人のことを事前にある程度は理解してくれていました。しかし、ケニアではそんな前提もなく、日本人にとっての外国人との文化の違いを痛感させられましたね。

逆に、楽しかったことやうれしかったことはありますか?

岡本 全部楽しかったです(笑)。ケニアでは英語とスワヒリ語が公用語ですが、現地の人はとにかく話しやすいんです。ナイロビのホテルの人は親切でしたし、道を歩いていても私たち外国人に挨拶したり、話しかけたりしてくれました。「ハクナマタタ」といって、ディズニーのアニメにも使われた有名なスワヒリ語があるのですが、意味は「Don’t Worry=気にしない、心配ないさ」。ケニア人をあらわす言葉として、現地では一番最初に教えてもらいました。学校からオーストラリアやカナダへ行った時は2週間もいると日本へ帰りたくなりましたが、ケニアでは2週間以上いたい、帰りたくないと感じました。

ケニアへ行って、気づいたことや自分自身が成長したな、と思うことは何ですか?

岡本 ケニアは行く所じゃない、と渡航前はいろんな人から止められました。でも、ケニアという想像もしなかった所へ出かけたおかげで、私自身にあったいろんな固定観念を打破できました。日本と比較することで新たな問題も発見できるようになり、私の考え方がガラリと変わりましたね。渡航の準備もすべて一人でやり切りましたが、これが自信になりました。海外へ行くと日本を客観的に見ることができます。日本しか知らなかった頃は私の世界観も小さなままでしたが、アフリカまで出かけたおかげで視野がうんと広がりました。また、行きたいです。

とても貴重な体験ができたのですね。最後に一言、お願いします。

岡本 元々、私は部活(中学3年間は弓道部に在籍)をしていましたが、高1の時にカナダへ行って考えが変わりました。こんな世界もあるんだ!夢だったボランティアもしてみたい!!と。部活一筋に6年間はすごいことです。一方で、勉強や部活以外にも経験値を高めること、部活しながらでも一歩踏み出すことも大事だな、と思うんです。高校生で出かける海外と、大学生になってから行く海外は、意味がまったく違うと思います。多感な高校生時代に海外へ行き、自分の殻、自分の小さな世界から飛び出すことで、私は悩んでいたことがどうでもよくなりました。視野を広げることはとても大事だと、今あらためて感じますね。

※1.プロジェクトアブロード

※2.「ケニアの子どもたちに文房具を贈ろう!」ボランティアに参加をお願いします。

現地の料理、チャパティ。トウモロコシを練って焼いた生地に、豆やニンジンを煮込んだ具をのせて食べる(左)

 

■桜陵祭(文化祭)での展示予告

「ケニア 行ってみたらこんなトコ!? 〜ボランティア体験記〜」

11月2日(土) 10:00〜15:00

高校本館5-4教室

・現地写真の展示

・岡本さん本人による体験談トーク 10:00〜

ぜひ、お越しください。

 

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