11月10日(土)、今年度の第2回高校学校説明会を開催しました。
三田学園で高校3年間を過ごすこと──そこには、いったいどんな意義があり、本校生となった後にはどんな未来が拓けるのでしょうか。
その答えは、本校に開校以来100年以上もの間息づき、また2020年以降の新しい時代の教育とも軌を一にしていると本校では自負している「全人教育」に集約されるでしょう。
前回とほぼ同じ段取りの説明会は、高校会議室(説明会)から図書情報棟(体験授業)へと会場を移しながら進めましたが、その冒頭ではいつものように北畑理事長がご挨拶。本校の全人教育の具現化のひとつである「文武両道」が生徒たち一人一人の両道であること、そしてこのことが生徒たちの学園生活のみならず新制度大学入試のさらに向こう側にある未来にも大きな可能性を拓くこと等を、丁寧にお伝えさせていただきました。
続く松井学校長は建学の精神に言及。「質実剛健」「親愛包容」という小寺謙吉校祖の思いの込もった言葉たちが生徒たちの全人的な成長の根幹にあることをご説明させていただきましたが、これは新スローガン「自分発、未来を創る人になる」にも昇華されながら受け継がれているといえます。
河原入試広報部長が学校と入試問題に関するより詳細な内容を、入試広報担当の教員が試験の概要をそれぞれにご説明させていただき、説明会の部は終了。その後、体験授業へと会場は移動しました。
体験授業の始業前、教壇には本校高校に今年度から入学した高1生・2人が登壇。高校生活の様子を教員との一問一答形式でご紹介しました。
その後、英語の本場・英国で航空会社勤務の経験を持つ本校英語科の教員が、リスニングをふんだんに活かした英語の授業を展開。接頭語をポイントにした生きた英語の学び方を教授すれば、最初は表情の堅かった中学生の皆さんも最後には笑みを漏らしていました。
本校の「全人教育」は中高を問わない教育の背骨になっていますが、この温故知新ともいえる理念は本校の高校3年間だけでも生徒たちの未来に無限の扉を開いてくれるものと確信しています。
当日は澄み渡る秋空の下、45組101人もの方にご来校いただけましたことを、あらためて厚くお礼申し上げます。
本校の高校学校説明会は12月8日(土)の残り1回。訪問したことはないけれど、受験を検討している…そんな中3生の方はこの機会にぜひご来校ください。
心よりお待ち申し上げております。