6月19日(土)、小寺ホールを会場とする対面式入試イベントとしては今年度初となる中学学校見学会を開催しました。
長引くコロナ禍から当初予定しておりました授業風景や施設・クラブのツアー形式による見学会はすべて中止とさせていただき、全体で行う学校説明会のみになってしまいましたこの日。やむを得ぬ事情とはいえ、ご来校者の皆様のご期待に添えなくなってしまいましたことを、まずはお詫び申し上げます。
それでも、当日は午前の部に171組342人、午後の部には159組318人の方々がご来校。折からの雨にも関わらず、本校を一目確かめようと足をお運びいただきましたことに厚くお礼申し上げます。
約1時間を予定しておりました学校説明会は、本校の「ビジョン」「理念」「教育の特色」「入試概要」を
大きな柱に4人の担当者が登壇。スライドを駆使しながら丁寧にご説明させていただく、いつものスタイルを採らせていただきました。
最初に壇上に上がりましたのは、丸泉理事長。2020年代を迎えて今後本校が目指す学校像を、開校時の校祖・小寺謙吉先生の思いに立ち返り、求めたこと。それが当時の模範・英国イートンカレッジから現代の本校へと受け継がれる「世界標準の教育・人づくり」であること。具体的には「STEAM+教科横断的教育」を行うことであり、「グローバルリーダーの育成」を目的としていくこと、などを語らせていただきました。
続く松井学校長は、本校の教育理念に関して。校祖・小寺先生の紹介に始まり、本校が開校4年後には外国人教師を採用していたという当時としては先進的な取り組みを行っていたこと。さらに、校訓「質実剛健・親愛包容」と教育目標である「知・徳・体のバランスのとれた全人教育」から、生徒1人1台のタブレットに象徴される時代のニーズに応じた教育の実践までを、丁寧にお話しさせていただきました。
学校説明会後半は、河原中学教頭から。「環境・施設・アクセス」「教育活動の特色」「新しい時代に向けて」「ICT教育の実践」と4部構成で、「1日10時間、6年間を過ごす場所」としての本校の充実ぶりや魅力を具体的なうえにも具体的な資料をお見せしながらお伝えしました。とりわけ、グローバル教育、そして「正解が一つでない課題」に取り組む新しい学びに関しては、ご理解が進まれたのではないでしょうか。
最後に登場したのは、花房入試広報部長。施設見学会の代替である「施設紹介」、さらに「2022年度入試概略」のご説明をスライドもふんだんに実施。途中には、本校入試広報部員がレポーターを務めた「ライブ中継」(午前の部=中1・中3授業風景&生徒インタビュー/午後の部=中学軟式野球部・バスケットボール部部活動風景&生徒インタビュー)もあり、ご来校者の皆様も目を輝かせて聞いておられました。
学校説明会が終わると共に本会も終了(会場を移動しての個別相談は実施)となりましたが、会場を後にされてなお、校舎や人工芝グラウンドをゆっくりと巡りながら、本校の広大なキャンパスを自由に散策されていた方の多かったことが印象に残りました。
社会情勢による制約がまだまだ残るなか、わざわざ本校の入試イベントにご参加いただきました皆様に、あらためてお礼申し上げます。
なお、今週6月26日(土)にはこの日のご予約から外れた方を中心に再度、同じ内容での「中学説明会」を開催します。
また、本校では来る7月31日(土)・8月1日(日)の2日間、「中学オープンスクール」を開催予定です。
意中の三田学園、「授業はどんなだろう?」「先生はどんな人かな?」という受験生の皆さんの疑問や好奇心にお応えし、入学後を具体的にイメージしていただける絶好の機会です。
ぜひとものご来校を心よりお待ち申し上げております。
以下に、プログラム終了後のアンケートにお寄せいただいた声の一部をご紹介します。
・小寺謙吉氏の学園に対する理念や、その考えが形成された生き方が分かったことが良かったです。
・学校の理事長様はじめ、校長先生、教頭先生のお言葉による説明が聞けて魅力が伝わってきました。
・先生方も自主研修に取り組み、授業作りに前向きな様子が伺えた。
・分かりやすかったし、設備も快適で感染対策がきちんとなされていた。
・見学はできませんでしたが、zoomで授業の中継をしていただけたので、雰囲気がすこしわかりました。
・授業やクラブの見学ができないのを親子とも残念に思っていたので、zoomで映像をつないで下さったり、写真で学校を写して下さり、素敵な学校なのがとてもよく伝わりました。
・話が子供が聞くには長いかと思いましたが、Liveなどの実況中継などしていただけたのはとても嬉しかったです。
・先生方の、学校や生徒に対する愛情が感じられました。