第7回『プロに学ぶキャリア講座』を開講しました

2026.10.26 進路情報室だより

           

10月15日(木)、第7回「プロに学ぶキャリア講座」を開催しました。
今回は、大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻の小笹良輔先生をお招きし、「医工連携で未来をつくる~工学の学びが医療につながるまで~」をテーマにお話しいただきました。特に、3D金属プリンターを活用した生体材料の開発や、骨の性質を調べて医療に役立てる研究など、最先端の「医工連携」について紹介していただきました。

「金属3Dプリンターでは、何ができるのか?」という疑問から、ものづくりの技術がどのように進化しているのかを、動画を交えてわかりやすく説明していただきました。実際に3Dプリンターで製作された作品に触れ、材料となる原料も見せていただきました。細かな部分まで形にできる技術に、生徒たちは驚いていました。

また、3Dプリンターならではの利点や、骨が強くなるメカニズム、体内で使用される金属に求められる性質についても学びました。さらに、宇宙飛行士の若田光一氏とのエピソードとして、「宇宙の資源を使って3Dプリンターで何かをつくれないか」という発想も紹介され、ものづくりの可能性が宇宙にまで広がっていることを知りました。

 

小笹先生ご自身の進路選択についてのお話もありました。大学で生体材料と出会い、現在の研究へと進まれた経験から、中学校・高等学校で学ぶ時期は、社会や世界を広く知ることのできる貴重な機会であると教えていただきました。また、国語の力は、プレゼンテーションや文章の執筆、コミュニケーションなど、理系の分野でも非常に重要だと語られました。日々の学習は、進学のためだけでなく、将来の研究や社会での活躍につながる大切な土台となることを再確認できました。

今回の講座を通して、生徒たちは「工学」と「医療」のつながりや、大学での研究が未来の社会をつくる可能性を実感できたのではないでしょうか。
またこのご縁から12月に、工学部の研究室と3DPTec統合センターへ訪問することが決まりました。本校生限定の特別企画として、普段は入ることのできない施設や研究室を訪問し、最先端の研究や技術に触れる貴重な機会となります。

進路情報部では、今後もさまざまな分野で活躍する「プロ」の方々のお話を通して、生徒が興味や関心を広げ、将来の学びや進路について考えるきっかけをつくっていきます。今回の講座で得た気づきを、日々の学習やこれからの進路選択につなげてほしいと思います。

小笹先生、貴重なお話をありがとうございました。