6月15日(月)、『プロに学ぶキャリア講座』を開催しました。
第2回目のプロ講師は、武庫川女子大学 建築学部 景観建築学科長であり、一級建築士としても活躍されている杉浦徳利先生です。
今回の講座では、「建築」をテーマに、その魅力や役割について幅広く学びました。まず、建築を支える三大要素である「強(構造性)」「用(機能性)」「美(デザイン性)」について学び、建築が単なる建物づくりではなく、多様な視点から成り立っていることを知りました。さらに、環境への配慮も重要であることから、「地球」を加えた四大要素として捉える視点についても学びました。

また、建築は日本では理系分野として扱われることが多い一方で、デザインや人々の暮らし、文化、歴史など文系的な要素も深く関わる「文理融合」の学問ともいえることも学びました。日本と西欧の建築教育の違いについてのお話では、日本では主に4年間で学ぶのに対し、西欧では6年間かけて施工・構造・設計などを専門的に学ぶことを知り、生徒たちも興味深く耳を傾けていました。
講座では、デザインを考える際には自分自身の内面を表現することが大切であるというお話もありました。さらに、ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)の事例や写真を通して建築と環境との関わりについて学んだほか、シンガポールのカラン川を例に、持続可能な都市づくりを意識した景観建築についても理解を深めました。

最後は、先生が持参してくださった折り紙を使い、建築における力学や構造の仕組みを体験しました。実際に手を動かしながら学ぶことで、建築の面白さや奥深さを感じることができる貴重な機会となりました。

杉浦先生、このたびは貴重なお話をありがとうございました。建築が私たちの暮らしや社会、そして地球環境と深く関わる学問であることを学ぶことができ、生徒たちにとって大変有意義な時間となりました。今回の講座を通して、生徒たちは建築の奥深さや魅力に触れるとともに、文系・理系の枠を超えた幅広い視点の大切さを実感したようです。講義のなかで得た学びを、今後の進路選択に生かしてくれることを期待しています。
今後も進路情報部では、さまざまな分野で活躍されている専門家をお招きし、生徒たちの進路選択やキャリア形成につながる学びの機会を提供していきます。