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<通信欄> トピックス 【先輩の母校訪問】👉先輩・末松信介文部科学大臣にご来校いただきました。

【特集】世界大会総合第2位 物理部チーム「Re_X」インタビュー4

2022/02/26

(【特集】世界大会総合第2位 物理部チーム「Re_X」インタビュー3から続く)

 

<世界大会終了後のインタビュー>

2021年7月21日 東館・物理部部室

※記事内の時間表記はすべてJST=日本標準時。UTC=協定世界時は日本時間に+9時間。

真夜中の課題発表、24時間内での動画提出

世界大会での総合2位、おめでとうございます。世界大会ともなると日本大会と随分勝手の違うところがあったのではと思いますが、まず時差にはどう対応していましたか?

西  UTC(協定世界時)に基づく時差は9時間で、日本が朝の9時ならば大会オフィスは深夜0時です。そのため、審査スケジュールに合わせて、僕たちは大会期間中は授業を公欠し、夕方に登校しては翌朝の始発電車で帰宅する生活でした。

昼夜が逆転!?大変でしたね。

杉森 大会期間中の1週間は休みなし、課題があって24時間以内に提出せよという条件でしたから、作業に追われて寝る間も惜しむほどでした。

西  課題が日本時間の深夜0時に発表されるんです。たとえば、25日の0時に課題が発表されると、同じ25日の23時59分までに提出しないといけなかった。

帯刀 正確には59分59秒(笑)。夜通し学校にいて、始発までに技術的な解決策を5時間くらいで考える。そして、夕方に登校後は修正を加えたロボットの動き方を仕上げ、動画にして提出…ギリギリの毎日でした。

そんな大変な競技の審査方法を教えてもらえますか。

杉森 審査対象となったのはまず課題で、2種類ありました。加えて、日本大会と同様に「TDP」(チームディスクリプションシート、ポスター型)を用いたシートプレゼンと3分間のビデオプレゼンが審査され、100点換算でいちばん得点の高いチームが総合優勝する決まりでした。

課題が気になりますね。詳しく教えてください。

杉森 一つは「テクニカル・チャレンジ」(以下、TC)と呼ばれるものです。出題されてから24時間以内にチームで解決策を考え、実機に反映し、それを動画に撮って提出しなければなりませんでした。このタイプの課題が3本ありました。

それらはどんな内容でしたか?

帯刀 1本目は、1分間にシュートを何本決められるか。2本目が、コートの真ん中にペットボトルを並べ、2台のロボットでパス回ししながらシュートを決める。そして、3本目が、ペットボトルを並べたコート上で1台がコーナーキックし、もう1台がそれを受けてドリブルシュートを決める。といったミッションで、ペットボトルがカギでしたね。

けっこうハードルの高い課題もあったのですね。もう1種類の課題はどんなでしたか?

杉森 「スーパーチーム・チャレンジ」(以下、STC)といって、他チームと共同で課題に取り組むものです。3チームで協力しながら3課題をクリアしていきますが、与えられた時間は48時間。これが期間内に1回ありました。ところが、僕たちの組む相手チームが発表されたのは課題発表とほぼ同時で、実質24時間で課題を提出しました。組んだのはブラジルと米国で、わかり次第にすぐに連絡を取り、課題を振り分けました。

帯刀 サイコロで決めたポジションをロボットが自動認識してプレイヤーに伝える、という課題はブラジルチームに。自ゴールから出ないでシュートを決める課題は、米国チームに。僕たちは4カ所に置かれたペットボトルを回って帰って来る、という課題に取り組みました。

  課題には付随してインタビューもありましたが、これは他チームからの質問等も含んでいて、審査対象ではなかったです。

 

世界大会のタイムテーブル(左)、サッカーロボット実機の回路基板(右)

サッカーロボットのデモンストレーション(左)、実機(右)

 

(【特集】世界大会総合第2位 物理部チーム「Re_X」インタビュー5へ続く)